投資で利益が出たのに、お金が残らない理由
FXや株、暗号資産で利益が出た年はうれしいものです。
しかし、翌年になって「なぜかお金が残りにくい…」と感じる人が少なくありません。
実は、その原因のひとつが 国民健康保険料 です。
国民健康保険料は、あなたが「前年にどれだけ稼いだか」で決まる仕組みになっています。
そのため、投資で利益が大きかった年の翌年は、保険料が思っていた以上に高くなることがあります。
この記事では、
投資利益がどのように国民健康保険料に影響するのか
をやさしく説明し、対策のヒントも紹介します。
投資の利益と国民健康保険料はどうつながっているの?
国民健康保険料は、
- 前の年の所得
- 世帯の人数
- 住む自治体の計算方法
によって決まります。
つまり、前年に投資で利益が出ると、その金額が「所得」として扱われ、翌年の保険料に反映されてしまうのです。
よくある誤解
「投資で稼いだお金は税金だけの問題でしょ?」
これは間違いです。
税金だけでなく、保険料にも直接つながります。
では、どんな投資がどのくらい影響するのか見ていきましょう。
FX・株・暗号資産によって保険料の上がり方が違う
FXの利益は「雑所得」に分類されます。
雑所得はそのまま国民健康保険料の計算に使われるため、利益が大きいほど保険料は上がりやすくなります。
株の利益は「申告分離課税」です。
しかし、住民税の計算には使われることが多く、結果として国民健康保険料にも影響するケースがあります。
株は「関係なさそう」に見えて、実はつながっています。
最も影響が大きいのが暗号資産です。
暗号資産の利益はFXと同じ「雑所得」。
しかも扱いが複雑で、利益確定の時点や交換の種類によっては所得が一気に増えます。
そのため、翌年の国保が 数十万円単位で上がる ことも珍しくありません。
具体例でわかる!利益が出ると翌年の国保はこう変わる
ここでは、投資利益が翌年どのくらい影響するのかを、分かりやすく見てみましょう。
国民健康保険料が 約6〜10万円上乗せ
(自治体によって差あり)
保険料が 10〜20万円以上 増えることも
(住む地域や家族構成による)
総所得が700〜800万円扱いになり、
保険料が 50万〜60万円台 まで上がるケースも
「利益の翌年に生活が苦しくなる」という声が多い理由は、まさにこれです。
投資家が知らないと危険な3つの落とし穴
申告方法によって「所得」の扱いが変わります。
不要な申告をしてしまうと、翌年の保険料が上がってしまうことも。
事業所得、副業、雑所得などが合算され、思っていたより高く計算されるケースが多いです。
保険料は「前年の数字」に基づくため、今年収入が落ちていても、保険料は下がりません。
これが「昨年より稼いでいないのにキツい」という現象を起こします。
投資利益で上がりすぎた国保を抑える方法(トレーダー向け)
ここからは、負担を軽くする3つの具体的な方法を紹介します。
保険料は所得をもとに計算されるため、控除や経費で所得を調整すれば負担を下げられます。
特に効果的なのは次の3つ:
- 青色申告特別控除(最大65万円)
- 小規模企業共済(掛け金全額が控除)
- iDeCo(将来の積立をしながら控除になる)
「投資家に関係ない」と思われがちですが、実は大きな差を生むことがあります。
国保は世帯単位で計算されます。
家族と合算されて保険料が上がるケースもあるため、状況によっては「世帯分離」が有効。
特に「親と同居」「夫婦で別収入」の家庭で効果が出ます。
投資利益は年によって大きく変わります。
大きく減った年は、「減免制度」を使える可能性があります。
ただし、申請しないと自動で減らしてくれません。
まずは自分がどれくらい上がるか知ろう|10秒無料診断
投資利益が翌年の保険料にどのくらい影響するかは、人によって大きく変わります。
- 投資の種類
- 利益の額
- 他の収入
- 控除や経費の状況
- 世帯人数
- 住む自治体
これらが組み合わさって計算されるため、自分で正確な数字を出すのはとても難しいのです。
そこで便利なのが、スマホだけでできる10秒の無料診断です。
LINEで質問に答えるだけで
「見直す余地があるのか?」
がすぐに分かります。
まとめ|投資の利益は「税金」だけでなく「保険料」にも反映される
投資の利益は、単に税金の問題だけではなく、翌年の国民健康保険料にも大きく影響します。
だからこそ、
- どの投資がどのくらい影響するのか
- 自分の場合はどれくらい上がるのか
- 負担を軽くする方法は何か
を知っておくことがとても大切です。
まずは、自分の保険料がどれくらい影響を受けるか、10秒でチェックしてみましょう。
【無料】LINEで10秒診断
投資利益による“払いすぎ”を防ぐ最初の一歩
